Archived entries for 潜在住民

一般質問:地域経済の活性化に向けて

6月11日(火)、「地域経済の活性化に向けて」と題して一般質問を行いました。与謝野町の地域経済を発展させていくには、域外からの財の獲得(外貨獲得)が重要であるとの観点から、当町の外貨獲得の現状、外貨を獲得していくための施策として「民泊」と「(仮称)与謝野町支援隊の設置」を提案致しました。
これらは以前より繰り返してきた提案です。全体的に前向きな答弁で、少しずつではありますが前に進んでいる印象を受けました。提案に対する町長からの答弁は以下の通りです。

◉民泊を軸とした体験型滞在事業の立案
今年度実施するギャップ調査の結果ともリンクしながら、民間主導の観光振興の取り組みが広がる機運づくり、環境づくりに努めたい。
◉与謝野町支援隊の設置
今すぐに「支援隊」を組織化する計画はないが、町外で暮らす出身者や縁のある方々を交えた懇談の場を設け、意見交換をしたい。

<一般質問通告書>

平成24年4月に施行された「与謝野町中小企業振興基本条例」では、経済活力が地域内循環する産業振興を図るだけでなく、域外からの財の獲得の重要性についても明記されている。
私はこれまでにも「外貨獲得事業」の必要性を主張し、町内企業が域外で行う販路開拓事業の支援や外貨獲得を目的の一つとする交流人口拡大事業の施策立案を求めてきた。
与謝野町の地域経済を活性化させていくには、多種多様な「外貨獲得事業」の立案及び実行が必要不可欠であるという立場から次の点を質問する。

・分野別外貨獲得事業の現状及び展望
・分野別外貨獲得額の現状及び見解
・民泊を軸とした体験型滞在事業の立案
・仮称:与謝野町支援隊の設置(町外在住の与謝野町出身者や縁のある方々に町のPRをおこなった頂くなど)

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(仮称)OUR GARDEN

潜在住民「(過去にその街に住むなどしており、)離れた後もその地域に感情的なつながりを保ち続けている人々」というコンセプトによるまちづくりのイノベーションを目指し約2年の歳月が過ぎました。多くの方の協力をもらいながら、ひとつの区切りを迎えることができました。

2012年12月30日(日)。丹後地域在住者と丹後地域の潜在住民によるオープンでフラットなプラットフォームを設立していくという方針を決定しました。組織体制・事業内容などについては後日報告させてもらいます。

昨夜集まったのは、東京丹後人会若手会・2011年度与謝野町30歳の成人式実行委員会・2012年度京丹後30歳の成人式実行委員会などで活動しているメンバーでした。住んでいる場所ではなく、丹後地域をめぐる人の関係性こそが「街」であるという観点から様々な活動を展開していきたいと思います。

ぼくたちの活動に少しでも興味を持って頂ける方がいらしたら、ぜひともご連絡下さい!

第1回東京丹後人飲み会を終えて


9月8日(土)、東京の日本橋で首都圏在住の丹後出身者や丹後に縁のある方を対象とした交流会「東京丹後人飲み会」を開催しました。約30名の方々が集い楽しく有意義な時間を過ごすことができました。丹後からは僕を含めて2名(宮津市議会議員・坂根栄六氏)の参加でしたが、宮津市・飯尾醸造さんから「はちみつ入り紅芋酢」と京丹後市・松田さんから「袖志の棚田米(新米)」を提供して頂き、会場で振る舞うことができました。(当日の様子は与謝野町有線テレビでも放送予定です)

遠くに暮らしていても生まれ育った場所に対する想いはなくならないものです。参加してくれた方々にそう教えてもらいました。地域に住む人、地域を想う人、みんなでまちづくりをすることができれば、よりステキな「丹後」をつくることができると思います。

この企画は東京丹後人会の理事である与謝野町出身の土井君たちとのコラボ企画です。今後も継続していくのでご参加頂ける方などいらっしゃいましたらお気軽にご連絡もらえれば嬉しいです。イベント終了後の土井君のコメントです(下記)。

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昨日は、故郷京都・丹後出身者の20・30代のメンバーで「東京丹後人飲み会」と銘打って交流会(飲み会)を開催しました。
京都府の日本海側に面し、人口も20万にも満たなく、東京から約6時間もかかるという地域です。
第1回目でしたが、地元の魚やお酒を囲み、故郷の話題で大変盛り上がりました。
一番に感じたのは、やっぱりみんな丹後のことが大好きであるということ。故郷での思い出話から、将来の丹後についての熱い議論まで、話が尽きませんでした。
地元を遠く離れていても、故郷丹後への思いは消えませんし、今の自分達があるのは、丹後で育ったからこそ。
今後もこういった交流会(飲み会)はもちろんですが、この会を発展させていき、少しでも地元に貢献できるような取組みができればと思います。

中小企業振興基本条例と潜在住民

2012年3月13日(火)、京都府与謝野町議会において「与謝野町中小企業振興基本条例」が全会一致で可決されました。この条例は、町内事業所の大多数を占める中小企業の振興が地域経済と地域社会の発展に欠かせないものであり、町民の生活を豊かにするものであることを地域全体で共有するために制定されました。ここでは、「潜在住民をイメージすることができたなら」という観点から条例を見てみたいと思います。

本条例は、町長の諮問機関である同町産業振興会議が中心となりまとめられたものです。基本的な構成としては、前文に加えて、次の12条「目的|定義|基本方針|基本施策|町の責務|中小企業者の役割と努力|経済団体等の役割|大企業者の役割|町民の理解と協力|人材の確保及び育成の支援|産業振興会議|委任」が盛り込まれています。条文の中身については、教育分野へも中小企業への配慮を求めている点をはじめ、多くの特筆すべき点があるなどと評価を受けています(京都大学・岡田知弘教授談)。また、議会においても「すばらしい条例」と議論が展開されていました。ぼくも好意的に受け止めているひとりです。

ただひとつだけ物足りないと思う点がありました。それは、「域外からの財の獲得をしていくために、地域全体は何をしていかなければならないのか」という視点が条文からは読みとれなかったことです。つまり、町民の生活を豊かにするためには、中小企業振興が不可欠、そのためには地域内循環経済の確立と域外からの財の獲得が必要であるという認識が示されています。しかしながら、その解決に向けてどのように行動をしていくべきかが条文化されたのは、地域循環経済の促進に対応するもの(第7条第4項・第8条第2項・第9条第2項)のみでした。

【ex】第9条第2項「町民は、消費者として町内において生産、製造、又は加工される製品の購買や消費、並びに町内において提供される役務の利用に務めるものとする」

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潜在住民をほぐす

昨年4月の当選以降、潜在住民「(過去にその街に住むなどしており、)離れた後もその地域に感情的なつながりを保ちつづけている人々」というコンセプトに注目し活動してきました。ぼくの活動を振り返ってみると、地方が取り入れるべき新たな視点として、「衰退する地方自治体から潜在住民への呼びかけ」を重視してきたように思います。当然のことながら、これは第一に重要なことです。一方で「多くの潜在住民を抱える地方自治体から潜在住民への呼びかけ」にも注目し活動してきた経緯もあるので、その一例をご紹介したいと思います。

「多くの潜在住民を抱える地方自治体から潜在住民への呼びかけ」というのは、端的に言えば、東京23区などの人口集積地から、そこで暮らす地方出身者への呼びかけとなります。現在の東京の一極集中は過去の人口集中期とは異なり、「転入者の増加」ではなく、「(地方への)転出者の減少」を主な原因としています。たとえば、東京23区最大の人口88万人を抱える世田谷区では、平成44年まで、総人口は増加をみせるだろうという推計を出しています。その背景には、こうした「人口滞留」が要因のひとつとしてあると言えます。

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30歳、地元でさわぐ

12月3日(土)、与謝野町30歳の成人式実行委員会で「30歳の成人式 in 与謝野」のプレイベントを開催し、新30歳を中心に20数名の若者が集まってくれました。新30歳には事業当日に向けての協力、30歳未満には事業引継ぎを依頼するものであり、また若者世代のつながり促進を目的としていました。10数年ぶりの再会などもあり、19時頃からはじまり25時半頃まで大盛りあがりをみせ、また存分にさわぎ、それらの目的は十分に果たせたと思います。このような光景がみれるかもしれないと思うと、事業当日が待ち遠しいです。

現在、当委員会では、新30歳へ「30歳の成人式 in 与謝野」の招待状をそれぞれの実家に送り届けるため、小学校や中学校時の配布物に基づいて住所録の作成をしています。多くの同級生の力を借りながら、作業を進めていますが、完全なるリスト化には至っていません。口コミでも声をかけていきたいので、「俺、ここにいるよ!」「私はここだよ!」「あいつはあそこにいるよ!」などの声をもらえると、本当に助かります。みなさんのご協力よろしくお願いします。

また、全国各地で展開中の「30歳の成人式」の進捗報告などの情報集約サイトも公開されています。同世代の絆を再確認できるプロジェクトとして、数多くの地元で活性化へとつながっていけばと思います。
http://www.30seijin.org/

116人も「与謝野町民」

10月29日(土)、東京は飯田橋で開催された東京丹後人会総会・親睦会に出席してきました。会長である尾上・フジテレビジョン常務監査役をはじめ、100名程の首都圏在住で丹後出身者の方々が集まり、地場産品などを食しながら、ふるさとへの思いなどを語らうあたたかみのある会となりました。総会では、与謝野町出身で27歳の若者が新理事に選出されるなど、これからを期待させる変化がありました。若者世代の入会者募集を促進されてこられた会としては待望の新理事選出だったようです。僕自身も彼の活躍には期待しています。

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NEWS

10月17日(月)、京都府与謝野町をふるさとに持つ、今年度・来年度に30歳を迎える有志で、「与謝野町30歳の成人式実行委員会」が設立され、僕は実行委員長の役を務めることとなりました。
2012年3月に開催予定の「30歳の成人式 in 与謝野」の成功に向けて、楽しみながら努力していきたいと思っています。
みなさんのご理解とご協力をどうぞ宜しくお願いします。

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NEWS

僕も設立メンバーひとりとして運用に携わっている『合同会社プブリカ』では、被災地支援の一環として、ふるさと納税支援サイト(スマートフォン向け)をつくりました。長期化する被災地への支援に少しでも役に立てばいいなと思います。
みなさん、是非活用してみて下さい。(以下、サイトからの抜粋となります)

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東日本大震災からまもなく半年が経つというこのタイミングですが、プブリカではスマートフォン向けに「ふるさと納税支援サイト」をつくりました。

http://publica.jp/furusato/

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「偶然から注目を集める大切さ」

先日、議会活性化特別委員会の研修で三重県伊賀市に向かうその道中で、奈良県「山添村」を通り過ぎました。子どもの頃から、姓と同じということで、この「山添村」には思い入れがあり地図帳を広げては赤ペンでマークをつけて遊んでいたりしていました。
皆さんにも、そんな偶然から生じる「つながり」を感じたことがあるのではないでしょうか。以下、関連記事のご紹介です。

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