デモクラシー・ナウ!

デモクラシー・ナウ!で公開されているウィキリークスの共同創設者で編集長のジュリアン・アサンジ氏のインタビュー映像のご紹介です。日本のマスメディアでは、あまり彼自身が語るウィキリークスについての報道はされていないように思います。
インタビューアーの「リスクを背負いながら活動を続けるあなたの希望の源泉は」という問いに対して、「情報提供者です。彼らは組織の内部にいて変化を求める人々です。私などよりはるかに大きなリスクを背負う英雄です」と語る彼に興味のある方は文末に記載していますホームページより映像をご覧下さい。

デモクラシー・ナウ!にとって、2010年は、ウィキリークスの年でした。デモクラシー・ナウ!では、米軍のヘリコプターの狙撃兵がイラクの民間人をまるでビデオゲームを楽しむかのように銃撃し、計12人を殺害したときに録画された2007年の生々しいビデオをウィキリークスが公開し世界を 震撼させた2010年4月、当時ワシントンDCにいたウィキリークスの共同創設者で編集長のジュリアン・アサンジを中継で番組に登場させたのを皮切りに、 6月の9万点以上に及ぶアフガニスタン戦争の米軍機密文書公開、10月の39万点余のイラク戦争に関する機密文書公開に際しても、主要メディアに先駆けて、ジュリアンをマークし本人や関係協力者の声を大きく取り上げ続けました。

さらに11月、米国務省の膨大な機密外交公電の山を公開し、アサンジに対する米国及び世界中の政府の標的になっていくと、緊迫したアサンジの身辺を彼の英国の弁護士を通して正確に把握すると共に、ウィキリークスの公開文書が明らかにしたさまざまな問題に丁寧に焦点を当て、暴露された情報を最大限に活かす努力を続け、独立系メディアの心意気を示しました。2010年12月31日に放送されたこのセグメントでは、ウィキリークスを追ったデモクラシー・ナウ!の総集編として、ジュリアン・アサンジが語る「ウィキリークス」がフォーカスされた記録的な1篇です。(大竹)

http://democracynow.jp/video/20101231-1