ちりめん街道まるごとミュージアム

10月24日(日)は、与謝野町加悦地区のちりめん街道がまるごとミュージアム化された一日になりました。町内会、地元企業、商工会等、多数の方々が出店を出されたり、旧岩滝町の伝統行事である大名行列やきものパレード等の催し物が開催されました。
私はちりめん街道のつけ根にある実相寺において、9時30分から行われました金色天糸神祭から参加しました。参列者の皆様とこの地の地場産業である絹織物の繁栄をお祈りした後、にぎわう街道へ繰り出し、皆様から元気なおもてなしを受けました。

ーちりめん街道ー
京都府与謝郡与謝野町加悦は、中世以来、絹織物の産地として栄え、江戸時代享保7年(1722年)からは、ちりめん織りの技術が、京都西陣より伝えられ大きく発展しました。特に明治時代から昭和初期にかけては、ちりめんの産地としてだけではなく、ちりめんを運ぶ物流の産地としても発展し、今日、街道筋には、ちりめん商家・工場・銀行・郵便局・旅館・医院・酒蔵・役場・鉄道の駅などが残されています。
このように、ちりめん街道は、ちりめん産業によって地域を近代化した建物が多く保存されており、これからも伝え残していきたい町並みです。