再びフランスと関わります

パリから帰国をして約3年。再びフランスと関わりを持つことになりました。

平成23年度より、京都府では伝統産業、デザイン、経済及び農業等幅広い分野における、京都とフランスとの交流・協力の可能性を研究し、時代の潮流に応じた課題対応型の地域間交流を推進することをテーマに掲げて、「京都府・フランス地域間交流推進ネットワーク」という地域力再生プラットフォームが立ち上がっています。この12月よりメンバーのひとりとして参画することになりました。

12月4日に開催された会合では、ラングドック・ルシヨン州とバス・ノルマンディ州との交流促進に関する意見交換をおこないました。フランス南部に位置して地中海に面するラングドック・ルシヨン州が希望されている交流分野は、①ワイン産業を通じた交流②地中海協議会(環境関係の有識者や旅行業者、レストラン等が参加する地中海保護・開発に関する会議)を通じた交流③京都府立医科大学とモンペリエ大学医学部との交流の3点です。

これに対して、天橋立ワイン・関西日仏学館・京都市国際化推進室・京都商工会議所・京都府立医科大学・堀場製作所・立命館大学・京都府海外経済課・京都府観光課・京都府農産課・京都府国際課の皆さんから様々な意見が出されました。ぼくは②に対して幾つかの提案をおこないました。そのひとつは漁業・水産行政に関するものです。乱獲による資源の減少と安売り競争が進むなか、漁業の売上は減少し、農業従事者の高齢化が進んでいるという日本の漁業の現状を背景にした提案です。
→京都府とラングドック・ルシヨン州、両府州における漁獲量を制限し資源を育成する体制を整えるための漁業協定の締結

この提案に関しては次回の会合(来年1月頃)までに、両府州の漁業・水産行政の現状をリサーチするとのことです。ぼくもそれまでに踏み込んだ提案をできるようにしていきたいと思っています。

http://www.pref.kyoto.jp/chiikiryoku/1305883160724.html