一般質問を終えました

本日の午前中、一般質問を終えました。少し前の投稿でお知らせしていたように、「平成24年度予算編成過程について」と「同窓会名簿・卒業文集の作成状況について」の2件について議論しました。

前者における僕の主張は、当町の予算編成システムを「積み上げ予算方式から枠配分予算方式への移行を考えるべきではないか」というものでした。積み上げ予算方式とは、当初予算編成過程において、各課からの予算要求を、企画財政課がその必要性、金額を査定し、その後の町長査定を経て予算案をまとめられる方式です。枠配分予算方式とは、年度に見込まれる一般財源の予算枠をあらかじめ各課に配分し、その一般財源の予算枠の範囲内で各課が歳入歳出の予算編成をするというものです。つまり、一旦、各課に一定額の予算枠を提示し、その範囲内で予算要求を行えば、原則として個別事務事業の査定は行わないというものです。この移行は、予算編成の権限を財政部門から事業部門に委譲しようとするものであり、より現場に近く精度の高い情報を有している事業部門が主体的に事業の方向性についての判断をすることで、行政サービスの向上につなげていこうとする試みです。以下、町長の答弁を抜粋します。

町長:現在のところ、基本的に枠配分予算方式は行っておりません。ただし、一部において枠配分方式としておりますのは、教育費の小・中学校、幼稚園予算について、管理経費にかかる経費を枠配分予算による予算査定としております。
小・中学校、幼稚園につきましては、教育委員会部局であり、施設への投資については行政部局が関わりますが、管理運営事業に関することは教育委員会が行うことになりますので、実情を把握している教育委員会において予算の枠内で柔軟に配分ができるよう、このような措置をしているところでございます。
その他の大部分の予算につきましては、枠配分予算方式をとっておりません。今後、ひっ迫する財政運営の中では、そのような方法も必要になるかもしれませんが、現在のところは、どの部署とも行政課題を抱えておりますので、予算を枠でギュッと縛るのではなく、課題を列挙する中で、全体を見ながら優先順位や費用対効果などに配慮して配分を決めていくことの方が、より住民の理解が得られる予算となるのではないかと考えております。従いまして、財政見通しをたてながら、持続可能なまちづくりを進めるために、先ほど申し上げましたように、「見込める収入の範囲内で実行していくこと」を基本に据えて財政運営をおこなって参りたいと考えております。

後者における僕の主張は、同窓会活動支援をひとつの事業として位置づけるとともに、同窓会活動の基盤を整備していこうというものです。その活動のベースとなる同窓会名簿の作成状況などを伺いました。以下、町長の答弁です。

町長:同窓会名簿につきましては各学校とも過去には発行された記録もあるようですが、最近の発行はどの学校もないと伺っております。