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第1回東京丹後人飲み会を終えて


9月8日(土)、東京の日本橋で首都圏在住の丹後出身者や丹後に縁のある方を対象とした交流会「東京丹後人飲み会」を開催しました。約30名の方々が集い楽しく有意義な時間を過ごすことができました。丹後からは僕を含めて2名(宮津市議会議員・坂根栄六氏)の参加でしたが、宮津市・飯尾醸造さんから「はちみつ入り紅芋酢」と京丹後市・松田さんから「袖志の棚田米(新米)」を提供して頂き、会場で振る舞うことができました。(当日の様子は与謝野町有線テレビでも放送予定です)

遠くに暮らしていても生まれ育った場所に対する想いはなくならないものです。参加してくれた方々にそう教えてもらいました。地域に住む人、地域を想う人、みんなでまちづくりをすることができれば、よりステキな「丹後」をつくることができると思います。

この企画は東京丹後人会の理事である与謝野町出身の土井君たちとのコラボ企画です。今後も継続していくのでご参加頂ける方などいらっしゃいましたらお気軽にご連絡もらえれば嬉しいです。イベント終了後の土井君のコメントです(下記)。

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昨日は、故郷京都・丹後出身者の20・30代のメンバーで「東京丹後人飲み会」と銘打って交流会(飲み会)を開催しました。
京都府の日本海側に面し、人口も20万にも満たなく、東京から約6時間もかかるという地域です。
第1回目でしたが、地元の魚やお酒を囲み、故郷の話題で大変盛り上がりました。
一番に感じたのは、やっぱりみんな丹後のことが大好きであるということ。故郷での思い出話から、将来の丹後についての熱い議論まで、話が尽きませんでした。
地元を遠く離れていても、故郷丹後への思いは消えませんし、今の自分達があるのは、丹後で育ったからこそ。
今後もこういった交流会(飲み会)はもちろんですが、この会を発展させていき、少しでも地元に貢献できるような取組みができればと思います。

岩滝祭り

京都府の与謝野町で5月1日に開催される岩滝祭り。ぼくが住む石田地区は太刀振りを地区の伝統行事として引き継いできました。ぼくも子どもの頃(小学二年生)からこの太刀振りの振り手を務めてきました。数えてみると約20年のあいだ、この行事に振り手として参加してきました。時が経つのは早いもので今年は最年長の振り手でした。区民の方が今年の模様を残してくれていたのでアップしておきます。ぼくも一番手前で奮闘しています。

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京都府の与謝野町で5月1日に行われる岩滝祭。その中で石田区では太刀振りが伝統行事である。この太刀振りの振り付けは一番から三番まである。早朝より地区内を練り歩き出­発地に戻る日没にフィナーレがやってくる。すべての踊り手が精魂尽きるまで飛び続ける二番は必見。この動画は2012年の模様である。

http://www.youtube.com/watch?v=JL8zPQS5FdE

人生のスパイス

秋風が気持ちの良い日曜日の昼下がり、野田川ユースセンターで行われた『与謝野町弦楽合奏団 第1回演奏会』に立ち寄ってきました。この日、子どもからお年寄りまで幅広い年齢層の約20名によって構成される本合奏団が奏でた音色は、吹いていた秋風のように爽快感に溢れており、とても素晴らしいものでした。

与謝野町弦楽合奏団は、平成21年度に与謝野町内加悦地域公民館が主催した「第3回初心者のためのやさしいバイオリン講座」の受講者が中心となり結成されたバイオリンサークルが、約半年前に合奏団として活動を開始されたようです。はじめてバイオリンに触れられてから2年にも満たない方々が多くいらっしゃるなか、音楽を通じて、みんなが息を合わせて協調しあう喜びを共有できたからこそ、成功した第1回目の演奏会だったのではないかと思います。

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軽井沢にて

9月17・18日の二日間、軽井沢町で開催された尾崎行雄記念財団咢堂塾主催の合宿に参加してきました。20数名の塾生とゲストとともに多様な観点で政治や社会の課題や展望について議論をすることができたと思います。本合宿のプログラムは特に「地方自治」に焦点化されていたことからも、地方自治に対する時代の要請と期待を強く感じました。

合宿プログラムは3つ「柳田清二佐久市長:地方自治の未来」「地方議員シンポジウム:地方自治の課題と展望」「高野伸一氏(小布施町役場):まちづくりー小布施町の取組みについてー」に分かれており、首長・議員・行政官がそれぞれの立場で地方自治の取組みを紹介するというものでした。僕も「地方議員シンポジウム」のスピーカーのひとりとして登壇し幾つかの論点について発言しました。以下、僕の応答の一部をご紹介させて頂きます。

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総務常任委員会視察

総務常任委員会の視察報告書です。

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7月14~15日にかけて、総務常任委員会の研修で長野県飯田市と岐阜県恵那市を訪れました。飯田市では、議会における行政評価や役割分担と支えあい補い合うまちづくり等について、恵那市では、指定管理者制度や其制度にともなうモニタリング評価について、各担当者の方々から話を伺いました。
それぞれ貴重な話を伺い参考になりましたが、本報告書では、飯田市の取組みについて思ったことを記しておきたいと思います。

飯田市では平成19年4月1日に、自治基本条例が施行され、地域自治組織が導入されました。前者は、住みよいまちづくりをスムーズに進めるためには、市が行おうとする施策の決定や、既に行った事業の評価に対し、市民の意見を反映することや、事業を行う際に市民の参加を募ることが重要となり、こうした市政への参加が着実に進められるために必要な仕組みを条例化したものです。また後者は、さらに住民自治を拡充、地域の特性を活かした活力ある地域づくりを推進するために導入され、行政が地域住民の身近なところで住民に身近な事務を住民の意向を踏まえて効果的に処理することなどがその目的とされています。

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風化させないためにできること

7月5日から数日間かけて、宮城県は仙台市・東松島市・石巻市・女川町を巡ってきました。大震災発生から四ヶ月が経とうとしている今でも、ガレキの撤去作業や行方不明者の捜索作業は済んでおらず、何も終わってないことを改めて痛感させられるとともに、被災地から遠い場所に住む僕達は被災地への関心を風化させないための意識的な努力が必要だと思いました。

僕は仙台市内にあるホテルを活動の拠点としていたので、電車とバスを乗り継いで被災地へ向かいました。第一日目は、東松山市の災害ボランティアセンターへうかがい、事務局で振り分けられた作業(僕が担当したのは、民家のヘドロ撤去作業でした)に従事し、第ニ・三日目は石巻市内や女川町で個人活動(乗り上げた船舶や個人邸宅の清掃)を展開しました。
そして夜は仙台市内に帰り、積極的に仙台名物の牛タンを食べ歩き、いくつかある横丁でお酒を飲んで楽しい時間を過ごしました(与謝野町出身の大学生とも会食できました)。

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議会活性化特別委員会視察

議会活性化特別委員会の視察報告書です。

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6月29・30日の2日間にわたり、議会活性化特別委員会の視察で三重県伊賀市と大阪府熊取町を訪れた。いずれも、数年前に議会基本条例を制定しており、議会活性化に関しては、全国のなかでも先進地と言える市町である。本報告書では、両条例の中身には言及せず、関連して考えたことについて記しておく。
当委員会では、議会基本条例を制定するという前提には立たず、他議会基本条例を参考にしながら、いくつかの大項目と小項目にわけて、議会活性化に必要だと思われる事項について協議している。したがって、条例制定をされるかどうかは未定であるが、仮に制定したとして、より良くその条例を運用していくためには、次の一点に関していくつかの対策を講ずる必要があるように感じられた。

・住民参加をいかに担保するか

特に、伊賀市ではこの点について多くの、伊賀市自治基本条例の制定や地域内分権(地域包括交付金制度・地域担当職員制度など)などの施策が実施されている。これらは、住民の役割を明確に規定し、かつ市政への参加を促進するために考え出されている取組みと言ってよい。ただ、その伊賀市でさえも、市議会がおこなう議会出前講座には、数人しか参加しない状況もあるようで、「住民参加をいかに担保するか」の設計の困難さを感じさせられる。
熊取町では、伊賀市のような政策は講じてはいないが、議会基本条例を検討する協議の場では「自治基本条例の制定も検討するべき」という発言もあり、今後の課題としてられるようだ。
以上のように、仮に当町でも議会基本条例を制定していくならば、条例の中身も大切だが、条例をより良く運用していくために、講ずるべき対策(特にこの点に関して:住民参加をいかに担保するか)を考えていかなければいけないと感じた視察だった。

「変わらないもの」の大切さ

6月26日(日)午後より、京丹後市大宮町のアグリセンターにて『NPO法人丹後の自閉症児を育てる会』主催の「自閉症の人たちの災害時の対応についての学習懇談会」に参加しました。本会は、この丹後地方で東日本大震災のような大災害が生じた場合、発達障害を持つ子ども達や家族が(のために)どのような対策を取れば、よりよく避難・避難生活をすることができるのかということを、二市二町(京丹後市・宮津市・与謝野町・伊根町)の福祉課・総務課(防災担当)、相談支援事業所、保護者の皆さんと考え、意見交換をする目的で開催されました。

前半は、与謝の海支援学校の中西先生より、災害発生時に発達障害を持つ子どもに見受けられる症状やその対策などについての話を受けて、参加者全員の自己紹介やセミナー聴講の感想などについての意見を発言しました。後半は、災害時を想定し、私たちが早急に取り組んでおかないといけないことについて議論しました。特に議論の争点になったのは、各自治体が作成している「要援護者リスト作成(別名:避難行動要支援者登録制度など)」についてでした。これは、避難支援が必要な方々のために、災害に関する情報の伝達や、安否確認、避難誘導等の支援を行うための制度です。二市二町のなかでも、例えば「避難行動要支援者」の対象範囲の定義が異なっていたりするので、その差異に、保護者の方々は敏感に反応されていました。その他にも、災害時に発生するであろう事態の「想定」などについて、活発な議論がされました。

僕は、状況の変化に対応しにくい発達障害の方々の傾向を考えると、災害が起こっても『変わらないもの』に焦点を当てた対策について考えてみたいと思いました。そして、彼らだけではなく、健常者にとっても災害が起き避難・避難生活する際には、『変わらないもの』はとても大切なのではないかと感じました。

NEWS

【みんなで決めよう「原発」国民投票】が掲げる趣旨に賛同し、賛同人になりました。

「原発」をどうするのか。この極めて重大な案件は、行政府や立法府が勝手に決めることではなく、主権者である私たち一人ひとりの国民が決定権を握るべきではないでしょうか。すでに任意のグループが「ネット投票」を行なっていますが、そういうものではなく、国会が認めた公式の「原発」国民投票を実現することは決して夢物語ではありません。多数の主権者が望み、求めれば、実施されるのは当然の道理です。それを果たすために私たちは、市民グループ《みんなで決めよう「原発」国民投票》を結成しました。

このグループは、「脱原発」あるいは「原発推進」を呼び掛けるグループではありません。主権者が、原発の将来をどうするのかについて、直接の決定権を握るための国民投票を実現させることを目的として活動するグループです。メンバー個々人が「原発」についてどういった考えを持つか、どんな発言をするかは自由ですが、会として、「脱原発」あるいは「原発推進」を外に向けて呼び掛けることはしません。

これは、市民の知恵と情熱で歴史的な住民投票を実現させた、新潟の「巻原発・住民投票を実行する会」や徳島の「第十堰住民投票の会」の活動スタイルに倣ったものです。

ぜひ、こうした考えを御理解いただき、私たちのグループに参加してください。
なお、私たちが作った「原発」国民投票法の市民案を、このHP上に掲載してあります。(ホームページより抜粋)

HP : http://kokumintohyo.com/kokumintohyo

交流会@自宅

5月24日(火)、日本計画行政学会関西支部広域行政研究会事務局長をはじめとする皆様が視察に訪れてくれました。彼らの視察の目的は、大都市圏よりはるかに雇用や人的資源に乏しく、先行して高齢化が進行している近畿日本海地域、その一角を占める丹後地域の行政、議会、NPOの方々との交流を通して、学会としての役割やニーズを把握し、今後の学会活動の指針を得ることをだったようです。その期待に答えるべく、与謝野町商工会青年部員・大江祐介君、宮津市議会議員・坂根栄六君の二人の若手にも出席して頂きました。

元鳥取大学地域学部教授・霜田稔氏が作成された「京都丹後地域づくりの長期的方向についての討論素材」を議論のたたき台にしながら、約2時間にわたり議論が行われました。学会の方々からは、問題提起、丹後地域のこれまでの歩み、広域生活圏計画の方向、定常化社会に向けてのプロセスなどのついての学問的・体系的な話を伺い、僕たち3人からはそれぞれの活動をベースとした体験的な話をさせて頂きました。お互いがお互いを補強し合う良い議論になったのではないかと思います。

本交流会を設定してくれたのは、京都府長岡京市在住で宮津須津地区出身の河野さんです。彼もまた丹後地域の潜在住民で、「ふるさとを離れて30年、やはりふるさとに対する思いは募るばかりです。何か役に立つことができないかと思い続けています。」とおっしゃってくれていました。



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